- 一般社団法人 静音技術工法普及協会(STA)
静音技術・工法に関するご相談は
セレナレンタルまで
マンションの大規模修繕工事で
騒音が問題になるのはご存知ですか？
大規模修繕工事クレームの
大多数は騒音です
マンションの大規模修繕工事は居住者が住んでいる状態で行う「いながら工事」になります。
普段の静かな生活環境が一変し、工事現場の中での生活がスタート。騒音や振動で通常の生活に支障がでることも。
騒音公害の耐性は人それぞれ
WHOによると、騒音公害に対処できる能力は人により大きな相違があり、特に子供・高齢者・特定疾患を有する人は高感受性群に属し、騒音による影響をより受けやすくなることなどが報告されています。マンションの大規模修繕工事では著しい騒音や振動が発生することもあり、居住者や近隣住民へ細心の注意を払う必要があります。
マンション大規模修繕工事で
発生する騒音とそのリスク
マンション大規模修繕工事では傷んだところを補修する工事を行いますが、いったんその傷んだ部分や劣化した全体を取り除く作業が必要です。
その際にぴったりくっついたシートを剥がしたり、傷んだ壁を壊したりする必要があり、その時に機械による打撃音や振動によって大きな音が出ます。
騒音性難聴のリスクと特定建設作業
騒音の大きさと接する時間によって騒音性難聴になる可能性があるという報告もあるように、騒音や振動による健康被害は深刻なものになるケースも。いずれ終わるから、音が出るのはしょうがないとあきらめて我慢することが多い工事の騒音は実際どの程度のものなのでしょうか。
騒音の目安
保護具なしでの安全な暴露時間の目安
アメリカ CDC（疾病対策予防管理センター）騒音性難聴のリスクについてのガイドラインによると、3dBごとに安全な曝露（接触）時間が半減することが指摘されています。例えば110dBのチェーンソーの音を耳の保護なしに聞くと、わずか 2 分で危険水準に達するということが強調されています。
| 音量 | 85dB | 88dB | 91db | 94db | 97db | 100db |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 暴露時間 | 8時間 | 4時間 | 2時間 | 1時間 | 30分 | 15分 |
特定建設作業に係る規制の基準値である85dB以上の作業については、環境測定、耳の保護、などが推奨されています。作業員の健康への負担を考慮するよう厚労省、労働局などからもガイドラインが制定されています。
マンション大規模修繕工事の際に、作業員だけでなく居住者の方々についても長時間の騒音にさらされると心理的な負担だけでなく、健康に影響を及ぼす可能性があります。できるだけ騒音の少ない大規模修繕工事を行うことが大切です。
※参考資料
「騒音障害防止のためのガイドライン」解説パンフレット ー厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署
https://www.mhlw.go.jp/content/000679171.pdf
特定建設作業に伴つて発生する騒音の規制に関する基準 ー環境庁
https://www.env.go.jp/hourei/07/000050.html
特定・指定建設作業に係る基準 ー東京都環境局
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/noise/noise_vibration/rules/cw_standard.html
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大規模修繕工事の
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